三猿相場 2005 6 8
最近は、新興市場を手がける個人投資家が、
日経平均株価の動きに、一喜一憂していますが、昔は違ったのです。
あれは、2003年の春頃だったと思います。
当時、日経平均株価は、底値から、さらに底が割れるという状態だったのです。
そういうわけで、新興市場を手がけている知人は、
さぞや悲惨なことになっているだろうと思って、聞いてみると、
「絶好調」と言うのです。
当時、個人投資家は、日経平均株価を、
「見ざる、聞かざる、言わざる」の三猿相場で頑張っていたのです。
その当時の個人投資家は、サムライだったのでしょう。
最近は、マニュアル投資家が増えてしまいました。
株式投資の参考書に書いてあるとおりに動くのです。
これも、時代の趨勢(すうせい)なのか。
最近は、就職活動や面接のマニュアルまであります。
それどころか、デートのマニュアルまであるそうです。
日本に、サムライはいなくなってしまったのか。